ワークショップ2018冬 第4回のまとめ

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《YMSA発声・歌唱ワークショップ 第4回のまとめ》

【ワークショップメニュー】

 ■ストレッチ 15分
  これまでのストレッチに加え、呼吸筋のストレッチを行いました。

   → 息をこれ以上吐けないところから、さらに3回吐く

   → 息をこれ以上吸えないところから、さらに3回吸う
   (勢いをつけすぎないよう注意が必要です)


 ※あくまで例ですので、ご自身で役に立つストレッチを見つけましょう。声を出したいからと喉の周りだけストレッチをやっても効果はあまりありません。血液は太い血管から細い血管へと伝わっていきます。体全体がポカポカするように、方法を考えましょう。

 ■ブレストレーニング 10
  これまでと同じですので詳細はこちらをご参照ください。

 ※「息が思い通りでない」ということは「声が思い通りでない」ということです(ベルヌーイの定理より)。 


 ■脳のトレーニング 10分
  これまでと同じ内容はこちらをご参照ください。

 

・ずれて文字書き

 「あ」と言いながら「い」を空中で書き、「い」と言いながら「う」を書き、と一つずれた文字を書いていきます(その逆「い」と言いながら「あ」と書く、「う」と言いながら「い」を書く、もやりました)。
歌では前もっての準備が大変重要です。今行っていることと違うことを考えることがスムーズになることを目指します。

 

 ■発声 15分

・このワークショップでのキーポイントは4つ

 ①息の通り方②息の通り道③声門閉鎖④脱力

今回のテーマは④脱力

 ①②③については、これまでのまとめをご参照ください。

    

力が入っていることに慣れている方は、力が入っていることに気付きにくいですので、

力が入ると必ず反応をしてしまうところを見つけることが重要です。

今回のワークショップでは以下の2点に絞って説明いたしました。

 

①オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋あたりが硬くならないようにする

(顎舌骨筋→ http://musclemap.info/?p=417

オトガイ舌骨筋の下に指を当て、強く「ラ、ラ、ラ」と発音をすると、指を押し返すように筋肉が働きます。舌先を上顎に強く押せば押すほどその力は強くなります。つまり圧力のかかっている場所と、使っている筋肉の場所が違うことが理解できます。オトガイ舌骨筋の辺りが硬くならないように歌うことができれば不要な力をかなり無くせたことになります。

 

②舌先を唇で挟みながら「メン・メン・メン」と「マ行」で発声します。
音程が高くなってきたり、音が大きく動くと、唇で挟んでいる舌が口の中に入ろうとします。

これが不要な力です。

舌を無理やり前に出そうとするのではなく、舌が奥に行こうとする力を無くすことこれを目標にしましょう。
  

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■歌唱 60分

 

・音程が低いところは声が聞こえにくくなります。言葉(子音)をはっきりと発音しましょう。

 →ポニョの「ふーくふく」、君を乗せての「かくしているから」など

 

・同時に、音程がだんだん下がっていくときに、テンションが下がらないよう、気をつけましょう。

 →さんぽの「さかみち、トンネル、草っ原」 など

 

・伸ばす音は、だんだん息が減ってきて、いい音ではなくなってしまいます。しっかりと最後まで息を出し切る、むしろ、息を増やしていくつもりで伸ばしましょう。

 →「ハイホーーーー」「ひなたにトカゲーーー」など

 

【ご自宅では…】

本番まで残りわずかになりました。睡眠、栄養をよくとり、体調の管理をしっかりと行い、心身ともに健康な状態で舞台に上がれるようにお願いいたします。

 

【その他】

・チケット販売のご協力、最後のひと押しをお願いします。ワークショップ参加の皆さんには、チケットをそれぞれ1割引でお譲りいたします。

・本番後の打ち上げに参加する方は16日のリハーサルで、出欠をお知らせください。