ワークショップ2018冬 第2回のまとめ

スポンサーリンク

《YMSA発声・歌唱ワークショップ 第2回のまとめ》

【ワークショップメニュー】

 ■ストレッチ 15分
  前回と同じですので、こちらをご参照ください。


 ※ご自身で役に立つストレッチを見つけましょう。声を出したいからと喉の周りだけストレッチをやっても効果はあまりありません。血液は太い血管から細い血管へと伝わっていきます。体全体がポカポカするように、方法を考えましょう。

 ■ブレストレーニング 10
  前回と同じですので、こちらをご参照ください。

 ※「息が思い通りでない」ということは「声が思い通りでない」ということです(ベルヌーイの定理より)。ベルヌーイの定理については面白い動画がありますので、ぜひみてみてください。
 ▶︎参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=6APNDuW5WaM

 


 ■脳のトレーニング 10分
  前回と同じ内容は、こちらをご参照ください。

・あっちかな、こっちかな

→右手は小指、左手は親指を出し、リズムよく出している右手は親指、左手は小指を出す、を繰り返します。歌を歌いながらで来ますか?うまくいくときは頭がどのような状態でしょうkぁ?

・叩く、こする

→右手をパーにし、太ももをこすり、同時に左手をグーにし、太ももを叩きます。「ハイ」という合図で、それを逆にします。

 

■発声 15分

・このワークショップでのキーポイントは4つ

 ①息の通り方②息の通り道、③次回、④次

今回のテーマは②息の通り道

 ①については前回の内容をご参照ください。

    

 リップロールの息を身につけることで、「邪魔しない声」「高音まで無理のない声」「痩せない声」が身についていきます。しかし、それだけでは足りません。外に出た声がいい音色である必要があります。いい音色を使うためには「鼻の空間がふさがっていない」ということが重要です。以下の方法で確認ができます。

 

❶リップロールで声を出す(これが全ての基準になります)

 

❷口を大きく開けたハミングで、直前のリップロールと同じような息が鼻を通っているかを確認する

※鼻炎の方、鼻腔が狭い方は無理をされませんようお願いします

 

❸口を大きく開けたハミングから「(今回は)ア」の母音に切り替える(結果的に鼻濁音の「んが」という発音になります)
※舌が奥に行かないように注意
※同じ練習を「ア・イ・ウ・エ・オ」全ての母音でできます

 

❹鼻の下に指を置き、ハミングから「んが」と発音するときまで、同じように温かい鼻息が当たるかを確認する

 

 

スポンサーリンク

■歌唱 60分

前回の内容は、こちらをご参照ください。
・日本語の歌詞を歌うとき、助詞(が、を、は等)などが強くなって日本語としておかしくならないように気をつけましょう。
・音域が低くて声が出しにくいところは、言葉を時間をかけて丁寧に発音しましょう。

・高音で声が出しにくいところは「リップロール→んが→あ→歌詞」という段階を追って練習すると効果的です(リップロールの息が変わらないことが大事です)。

・「民衆の歌」は「列に入れよ・我らの味方に・砦の向こうに・憧れの世界(×新しい ○憧れの)」というように分けず、

「列に入れよ 我らの味方に・砦の向こうに 憧れの世界」というように2小節単位で歌いましょう。

・正しいテンポに近く歌えても、曖昧になんとなく入るのでは役に立ちません。ゆっくりと歌詞を読み、自信をもってそれぞれのフレーズに入れるように準備しましょう。

 

【ご自宅では…】

 音とは関係なくリズムで歌詞を読む、ということはとても重要です。慣れないうちは難しいですが、目で追う事にとらわれず、口をしっかり動かし、筋肉の動きで覚えられるようにしましょう。声に関してはリップロールの練習を中心に可能なことを無理なく行っていただけるといいと思います。そして、オリジナルの音楽を何度も聞き直して身てください。それによって今後のトレーニングがスムーズに進みますので、毎日少しずつ挑戦してみてください。

 

【その他】

・チケットの販売にご協力ください。ワークショップ参加の皆さんには、チケットをそれぞれ1割引でお譲りいたします。
・ご質問などがあればメールでも直接でもお知らせください。ワークショップ内、または、メールマガジンにてお答えいたします。

・次回も開始15分前より、終了後15分間イタリア語の練習を行います。イタリア語に不安があり、お時間に余裕のある方はぜひいらしてください。